実証講義

D エネルギー産業技術

D-3 燃料電池・電力貯蔵

平成21年度 実証講義

山木準一(九州大学先導物質化学研究所
阿部力也(東京大学大学院工学系研究科
伊崎慶之((財)電力中央研究所
笹津浩司(電源開発(株))

科目概要

化石資源の燃料電池による直接電気エネルギー転換および電気エネルギーの貯蔵に関連する電池技術さらに電力貯蔵技術を学ぶ。同時同量を運営の旨とする電力は、電力の貯蔵技術の採用で大きな運営上の変革の可能性を秘めている。さらに、化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換できるトッピングサイクルは、小型で高い性能を有する発電所(分散電源)を立地させる可能性がある。これら、従来の電気エネルギー概念を根本から変える可能性のある技術の基礎を学習する。

学習目標

既に実用化されているリン酸塩形燃料電池(PAFC)以外の、溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)、固体電解質形燃料電池(SOFC)の原理と特徴、課題などについて学習し、化石資源の水素転換で達成できる、電気エネルギー変換効率が最も高いトッピングサイクルについて考察する。さらに、電力貯蔵技術として重要な、電池技術の学習も行う。さらに、これらが日本の電力ネットワークに導入される将来像の考察を行なう。

各コマ概要

リン酸塩形燃料電池(PAFC)や、溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)、固体電解質形燃料電池(SOFC)などの各種燃料電池の特徴、特性、課題について習得し、これら電池の適切な利用について検討する。電力貯蔵システムを構築する立場から、リチウム電池、空気電池、NAS電池など充電可能な各種二次電池技術を学習する。

コマ 講義・教材担当 内容
山木準一 二次電池の種類と特徴について概説する。
山木準一 電力貯蔵システムを構築する立場から、リチウム電池、空気電池、NAS電池など充電可能な各種二次電池技術を説明する。
伊崎慶之 燃料電池の種類と特徴について概説する。特に、低温形として固体高分子形燃料電池(PEFC)発電技術、高温形として溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)発電技術につ いて説明する。
笹津浩司 SOFC次世代型燃料電池
阿部力也 燃料電池、電力貯蔵技術進展による電力ネットワーク構成