実証講義

平成19年度 実習

実証講義の日程がすべて終了した後、参加希望者を募って、事業アドバイザーやスタッフとともに、化石資源を利用した火力発電所、石炭ガス化・液化装置、石炭転換研究施設などで実習を行い、講義で習った技術の内容を商業設備・実証設備を通してより深く理解するとともに、現場の技術者と討論しました。

北部九州地区実習

2008年2月29日
九州電力(株) 松浦発電所(長崎県松浦市)
(石炭火力コンベンショナル発電)

実証講義、発電工学Ⅰで学んだ内容を実際の発電所の設備で確認し、実務者等と議論すること等、座学で学んだことがどのように活かされているかを学びました。今回は中操室、タービン建屋、ボイラ建屋の全般を回り、最後に展示室に出向き、発電所全体の設備模型を用いて議論しました。石炭火力発電所の実情についての説明を受け、石炭焚き火力発電所がコスト的にも有利のため、フル稼働の状況にあること等を聴取しました。

松浦発電所
松浦発電所
松浦発電所

2008年3月4日
九州電力(株)  新大分発電所(大分市)
(ガスタービンコンバインドサイクル発電)

発電工学Ⅰの関連で、新大分発電所に出向きました。G.C.C.(Gas Combined Cycle)火力発電所が、松浦の微粉炭燃焼火力発電所と比較して、非常にシンプルで、設備もコンパクトであることを実感できました。1号系列、2号系列、3号系列の技術的な進歩が発電効率にどう反映しているかが定量的に示され、講義の内容と連携し説明されました。また、中間負荷として頻繁に起動・停止を繰り返す運転は全自動化されているとの説明があり、GCCがいかに安定して運転できるかを、よく理解できました。

新大分発電所
新大分発電所
新大分発電所

2008年3月5日
電源開発(株) 若松研究所(福岡県北九州市)
(石炭ガス化パイロットプラント(EAGLE:Coal Energy Application for Gas, Liquid & Electricity))

化石資源バイオマスの転換工学(ガス化)に関連する、石炭ガス化パイロットプラント(EAGLE)を見学し、最先端の技術を体験しました。追加の講義として、IGFC:石炭ガス化燃料電池複合発電の意義と優位性、他の石炭燃焼技術とガス化の違いが具体的かつ詳細に説明されました。併せて、石炭火力の技術全般と効率向上の歴史、経済性も含めて解説がなされました。

電源開発 EAGLE
電源開発 EAGLE

関西地区実習

2008年3月17日
JEFケミカル(株) 西日本製造所倉敷工場(岡山県倉敷市)
(石炭化学工場)

化石資源バイオマスの転換工学Ⅰ(液化ガス化)で学んだ石炭の転換技術として、乾留副産物からコールタールやコークス炉ガスなど有用物質を回収する工程や製品群について説明をうけ、現場見学や技術者との対話を通じて、実証講義で学んだことが実プラントでどのように活かされているかを学びました。実プラントを実際に動かしている研究者・技術者との議論を通じて、講義内容の理解を深め実社会で働く意義について実感しました。商用機の大きさ・試験設備の工夫点などを実際に感じとり良い体験となりました。

JFEケミカル

2008年3月18日
(株)神戸製鋼所 高砂製作所
(石炭転換研究施設)

石炭液化技術を応用した無灰炭製造技術や低品位炭(褐炭)の改質技術についての説明、現場見学や技術者との対話を通じて、実証講義で学んだことが実プラントでどのように活かされているかを自分の目で確認することができました。

神戸製鋼
神戸製鋼
神戸製鋼